今朝の曇った夜明け。 林真理子さんの短編集。

妹が飛行機の中で読んで来たらしい単行本。置いて行くというので喜んで いただきました。林真理子さんのペットショップストーリーという11話からなる短編集の文庫本。飛行機の中や プールサイドに寝っ転がって読むのにちょうどいい。 

でもね 2、3話を除いて あまり出来がいい短編集とは思えない。林真理子さんの長編で 白蓮れんれんとか 正妻慶喜と美賀子というの はなかなか読まさせてくれる本でしたが バブルのころ書いたバルセロナがどうとかという本は全く駄作でしたね。あの頃私はバルセロナに滞在中で この本に期待したのですが ハードバックで買って損したと思いましたよ。林真理子さんのエッセイは面白いです。

短編の男女の絡みを書いたのでは 亡くなった森曜子さん(どういう漢字だったか忘れました) 一度香港の空港でものすごいおしゃれをして 帽子をかぶった彼女を見かけたことがあります。 亡くなってからは 彼女の本を読む人もいなくなったのではないかなぁ。あの頃バブル期で彼女のような生活や彼女の書く物語が受けていたような気がします。 

なにしろ 暑さで思考能力がなくなってますので 林さんの短編集です。

作家というのは 本当にいろいろ経験してるんですねぇ。 経験なしにはセックスのことでも男女のやり取りことでであそこまで書けませんよ。よく作家は想像力がすごいと言いますけど想像では書けないでしょ。 

プーケットタウンの今朝の夜明け。 かなり曇ってました。