近所の素敵な小学校。こちらの教育制度。

これが近所にある小学校の建物です。すてきですね。 小学校は6歳から4年間。 

10歳になると 職業学校のほうに進むか 大学に行けるかもしれない方の学校,ギムネジウムのほうに進めるか 一大事になります。 日本じゃ考えられないですね。こんな若い時に決められてしまうなんて。 でも 敗者復活戦じゃないですけど あとで 勉強ができるようになったり 大学に行きたいと頑張れば転校できるそうです。 ものすごいド田舎に住んでいて ギムネジウムがなくて まず職業に就く方の学校に通ったけど ちょっと経って一人で通学できるようになったら隣町のギムネジウムに通ったという女子に会ったことがあります。

小さい時から落第も普通にあります。 親もさほど大騒ぎしないで 受け止めてるようです。学年初めの授業が始まる前に再試験もあるので 夏休みに頑張れば進級できるでようです。でも できなくても 受け止めて普通にまた同じ学年をやります。

 

一番大変なのが 大学進学の資格試験。 これに通らないと大学に行けません。 日本のように理系だからとか文系だから数学を捨てて。。。ということはできなくて 文系であろうと理系であろうと数学は必須です。 それに国語(ドイツ語)。

日本の受験は大変というけど こちらの方がシビアな気がします。

でも音大は大学進学資格試験に通っていなくても 実技試験で入るのです。 ただし途中で気が変わって 普通の大学に行きたくても 入学資格がありません。ですから ひょっとして 音楽以外に何か勉強したくなるという可能性がある場合には 普通に勉強もして マトゥーラに合格しておく必要があります。

マトゥーラというこの大学入学資格試験に通っていれば 大学はほぼ全入ですが 医学部、歯学部、獣医医学部などは入学試験もあります。 外国語学部も英語の試験があると息子のギムネジウムの同級生が言ってました。彼女はイタリア語学科に入るのに英語の試験をされたと言ってました。

大学は2か所通えます。音大と医学部とか 可能です。大変ですけどね。

 

日本ほど繁盛しているようには思えませんが塾もあります。医学部進学塾もあります。

ウィーンには公文はないでしょうけど。タイにはありますよ。KUMONと書いてある看板をプーケットで見たことがあります。